ケイコ・リー(英字表記・Keiko Lee、本名:李敬子 2月17日生)は、日本の女性ジャズ歌手。
愛知県半田市出身で愛知県立阿久比高等学校出身。
21歳でピアノを習い始め、ピアニストとしてプロになる。ホテルのラウンジやジャズハウス等でピアニストとしての活動や、音楽教室にて指導をしていたが、周囲の勧めもあり後にボーカリストへ転向。
1995年アルバム「IMAGINE」でデビュー。ハスキーな声と歌唱力で、共演したミュージシャンからは「楽器と渡り合える歌声」と評価された。2001年には「We Will Rock You」で注目され、翌年発売の「Voices」はジャズアルバムでは異例の20万枚をセールス。2003年にはスウィングジャーナル誌の読者人気投票にて「女性ヴォーカル部門」「ジャズメン・オブ・ザ・イヤー」「アルバム・オブ・ザ・イヤー(Voices)」で三冠獲得。ジャズスタンダードだけでなく、オリジナル曲も積極的にレコーディングしほぼ1年に1枚のペースでアルバムを発売、ライヴもホールクラスからジャズハウス、小さなライブハウスに至るまで精力的に行っている。
2000年には元々ピアニストであった腕を生かし、全曲ピアノ弾き語りのアルバム「ローマからの手紙」を発売。他にもピアニストのクレジットが本人のアルバム多数
飾らない人柄でファンを大切にし、ライヴ終了後には顔見知りとなったファンと談笑したり、時には一緒に食事をすることもある。お酒好きで、長年愛煙していたが現在は一切やめている。
幼少期よりハスキーな声質で、本人は小さい頃は声質が嫌だったと言っている。日本語と英語を話し、作詞・歌唱は原則として英語。過去の洋楽のヒット曲のカヴァーもジャンルにとらわれず積極的に行っている。
注目を集めだした2002年に同じく注目されていた綾戸智絵と比較されることも多かったが、ケイコ・リーはテレビ出演はほとんど歌番組のみで、バラエティ番組や情報番組にはプロモーションのために出演する程度、あまりテレビの露出が無く正統派ミュージシャンという一線は画していた。しかし、1度だけフジテレビのトーク番組「ごきげんよう」に出演、またNHKスペシャルでも特集を組まれ、最近では、2009年9月23日放送の「ホリデーインタビュー」(NHK総合)に出演した。